『第1回 共通テスト』 化学基礎・化学について

こんにちは!

滝尾校の野花です。

一昨日・昨日と『共通テスト』が実施され約53万人の受験生が第一関門に挑みました。

この結果から国公立大学の選定が始まりますが、思うようにいかなかった方でも諦めずに2次試験へ向けて勉強を始めてください。ここからが本当の勝負です!

さて題名にもありますが、『第1回』ということで手探りで対策をされた方も多いと思います。実際に実施された問題をみて感じたことを書きたいと思います。

化学基礎:理科基礎の中で唯一『大問2つ』の構成であり、問題量も今までのセンター試験とほぼ変わりはありません。化学基礎で学んだ内容をしっかり理解していれば、リード文を読み込むことで得点することは出来ますが、早く正確に文章を理解する能力を問うていることはセンター試験の出題傾向と異なっています。また化学という科目は実験道具等、目新しいものがよく出てくるため見たことない道具が出てくると戸惑うかもしれません。今回出題されている『陽イオン交換樹脂』は理系化学の教科書で最後の方に掲載されているため出来れば日ごろから化学図録等をみるようにしておくべきかも。

化学:全体的にパターン化した問題にしか対応できない生徒は高得点が狙えない問題であり、有機化学分野の配点が40点分を占めたのは今までの入試とはかなり異なる。よって有機化学までの履修を早期に終わらせていく必要が出てきたと個人的には考えている。

どちらにせよ化学という科目では日ごろから『発展』や『アドバイス』と書かれている授業ではほとんど扱うことがない部分を如何に時間を見つけて読み込んでおくべきかが重要であることを訴えているような問題だった。そしてリード文を如何に早く内容を理解する訓練をしているかも重要となった。今までのセンター試験のような反射神経型の問題ではなくなったため、付け焼刃では対応できないことを新高2・高3生はわかってほしい。

現高3生は、私立大学入試・国公立大学入試へ向けて勉強を始めてください!この時間もライバルたちは勉強をしています!

新高3・高2生は時間を無駄にせず出来ることをコツコツ積み重ねていきましょう!