学習環境の重要性

ライズ1の物理担当、南大分校のうっしーこと牛嶋です。

毎週火曜日には大分駅前校で指導しています。

今回は「学習環境」について。

当然ですが、勉強するときには「環境」が非常に重要な役割を果たします。

それは科学的に分析され、実証されていることでもあります。

ライトの明るさなどはよく言われることではありますが、少し別の観点から、どういった環境が勉強するのに良いのかをお伝えしようと思います。

① 二酸化炭素濃度が高くなりにくい

いくつかの研究で、空間中の二酸化炭素濃度が高くなると、集中力が低下してしまうということが分かっています。また、二酸化炭素濃度がある値を超えると、眠くなってしまうということも指摘されています。比較的狭く開放的でない(密閉した)場所に大勢の人がいると、時間が経過するにつれて二酸化炭素濃度が高くなることは言うまでもないですね。新型コロナウィルス感染拡大予防の観点から意識的に換気をしていることは、実は二酸化炭素濃度が高くなってしまうことを防ぐことにもつながっています。これから暑さが厳しくなっていく中で、自室にこもって一人で勉強→換気をしない(あるいは換気の頻度が低い)ために二酸化炭素濃度が高くなってしまうことには気をつけたいですね。自室に一人という状況でも、1時間に1回は十分な換気をすることをお勧めします。

② 勉強スペースの視界に❝自然❞

自然を見ることによるリラックス効果や生産性の向上は、ハーバード大学の研究により提起され、「バイオフィリア仮説」と呼ばれています。アメリカの巨大IT企業、Amazonのオフィスにも取り入れられています。勉強おいては、「バイオフィリア仮説」における様々な研究の結果明らかになった、集中力を回復させるという効果により学習効率を向上させることが期待できます。部屋に観葉植物など、自然のものを置くことはインテリアとしての機能にとどまらないということが分かりますね。植物なら光合成により二酸化炭素濃度の上昇を緩和してくれます(量的なことは別として)し、上手に取り入れればとても効果的だと考えられます。ただし、きれいな状態を保つためにお世話をし続けるのは容易ではありません。最近では空気浄化や脱臭といった機能を持つ光触媒を用いたフェイクグリーン(よくできているものがけっこうあります)が販売されていますので、本物の植物はちょっと… という方にはお勧めです。そこそこ値ははりますが…。

しかしながら、自然を見るために屋内(部屋)に自然(に相当する)のものを無理してまで置く必要はありません。窓から見える景色の中に自然があるのであれば、それを活用しない手はないです。ちょっと集中力が切れてきたかな?というタイミングで、換気もかねて窓を開けて外の景色を眺めるなど、環境を上手に使いたいですね。

長~くなってしまいましたが、改めて、週に1回来ている大分駅前校の環境は、勉強するのに最高だなと、この記事を書きながら再認識しました。もちろん、上記のようなことはそのほんの一部です。

適切な指導・サポートが受けられることはもちろん、最高の環境で勉強ができる。ぜひ、体感してみていただきたいです。

大分駅前校の教場の写真です。広々としています。6Fなので、窓から見える景色が素晴らしいです。