三重塔 龍原寺

成績アップと、大分の高校入試、大学入試、豊府中入試に強い塾、ライズの都です。

 

私が勤務しております臼杵校のある臼杵市は、数々の文化財を擁する歴史ある城下町です。

臼杵の文化財の筆頭は言うまでもなく1000年以上前に造営された磨崖仏(臼杵石仏)でしょう。

もちろん、他にも貴重な文化財はまだまだあります。

その一つが、龍原寺(りゅうげんじ)の三重塔です。

建立されたのは江戸時代。

お寺の本堂の脇にひっそりと、しかし力強くそびえ立っています。

塔内部には聖徳太子の像が安置されており、「太子堂」とも呼ばれているそうです。

九州では明治より前に造られた木造の三重塔は、この龍原寺の三重塔を含めて2基しか現存していません。

(※もう1基は、福岡県みやま市 清水寺の三重塔)

現在の塔の健在ぶりを見れば、当時の宮大工たちの勉強熱心さ、その知識や技術の確かさがわかりますね。

塔の四隅の軒下では、天邪鬼(あまのじゃく)たちが塔を支えています。

天邪鬼たちは四者四様、その表情もポーズもそれぞれ異なっています。

ここにも名工たちの技術の高さを見ることができます。

他の3体は・・・、実際にお寺を訪ねてご覧になるのがよろしいかと!

 

ちなみに、龍原寺は400年以上の歴史をもつ浄土宗のお寺です。

 

数年前に、臼杵校に通ってくれていたある生徒さんが

「臼杵には竹宵(たけよい:臼杵市で毎年11月に開催されるお祭)以外何もないんですよ~」

と言っていましたが、なんのなんの、

石仏様があるじゃない、

それに、幾多の天災(落雷・台風・地震等)や人災(明治以降の仏教弾圧や戦乱)を乗り越えて、

今も臼杵の街を見守っている三重塔があるではありませんか!!

そういう建造物が、人里離れた山奥ではなく、市井で人々の日常とともにある、というところがまた驚嘆すべきことなのでありまして…。

日常に溶け込んでいるからほとんど意識されないのか?

しかし、「普段は意識されない(でも実はすごい)」ことこそが尊いのだと思います。

そしてもちろん、建造以降も信仰篤い臼杵の人々の様々な支え(寄進・改修等)があってこその今日の三重塔です。

臼杵の「すごみ」を再認識した次第です。

 

 

ライズのコース・料金をお探しの方はコチラ
https://www.shigakukairise.jp/course
ライズの場所をお探しの方はコチラ
https://www.shigakukairise.jp/archives/school
お問合せは右の問合せボタンよりお気軽にお問い合わせください。→→→