豊府中受検コラム【第55回】

12月終盤。受検直前期、保護者の方もお子さんも緊張感が高まってくる時期です。どんな勉強をすればよいか?その辺りの記事は過去にも書いていますので、是非参考までに

http://www.mugihiro.com/rise/2016/http://www.mugihiro.com/rise/2017/

こちらもご覧ください。

 

今回は保護者の方の心構えについて書いてみます。

 

  • 徹底的に体調管理に気を遣い,環境を整えてあげる

寒くなってきた12月、風邪やインフルンザが流行し始める時期です。熱が出て3日間勉強できませんでした,のようなことが起こらないようインフルエンザの予防接種(せっしゅ)をし、人混みをなるべく避(さ)け、手洗いうがいは必ず怠(おこた)らないようにさせましょう。また、家族から感染することも考えられます。家族全員で健康に注意することが大事です。そのためにも受検直前期の冬休みだからと夜遅くまで勉強をさせ過ぎず、規則正しい生活を送らせましょう。また、お子さんが一生懸命、受検に向けて勉強をがんばっている横で、年末特番のテレビを見たりするようでは勉強に集中できません。兄弟や家族にも協力を要請(ようせい)し、周囲の環境にも気を遣(つか)ってあげましょう。

 

  • 成績や偏差値に口出ししない

親は直前期の成績をシビアに見てしまいがちです。確かに、この時期にもなってこの問題ができていない,あれもできていない,と親御さんの方が焦ってしまいがちです。しかし、この時期に親からあれこれ言われれば、お子さんはパニックに陥(おちい)り、やる気を失うだけです。勉強に関してはアドバイスをしてあげるくらいのスタンスで、「受検が終わったら○○に行こう。」「今まで我慢していた〇〇をやろう。」など、少し先の楽しみになるような話をしてあげていただければと思います。

 

  • 中学入試はあくまで通過点という意識を持つ

中学入試は全員が合格できるわけではありません。不合格が出ます。むしろ不合格者数の方が多い場合が多いです。今まで、志望中学に向け心血注いで励(はげ)んできたわけですから、不合格になればそれは悲しいことです。ですが、保護者の方はそれをお子さんに見せないようにしてほしいと思います。受検直前期にも悠然(ゆうぜん)とした態度を貫き通しましょう。入試まであと数日で不安いっぱいなお子さんに、安心感を与えることができる存在であれば、どれだけ心強いかしれません。そのために、保護者自信が中学受検はあくまで通過点と認識しておくべきです。見事合格した時でも、一緒になって喜ぶというより思いっきり労(ねぎら)ってあげて下さい。次の新しいスタートだという話も是非してあげて下さい。中学入試を失敗しても、高校入試で上位校へ合格した生徒は何人もいます。不合格だった時、一時的には悲しいかもしれませんが、保護者の方は前を向く姿勢を見せることが大事になってきます。

受検直前期、保護者の方には,お子さんがどれだけベストな心身で受検に臨めるかに留意していただければ嬉しいです。

 

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