今日はおシャカさまの誕生日

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今日はおシャカさまの誕生日です。

お寺では「花まつり」という、仏様の像に甘茶をかける行事が行われることもあるようです。

イエス・キリストの誕生日(クリスマス)はとても有名ですが、おシャカさまの誕生日がほとんど知られていないのは何だかさびしい気もします。

 

ところで、社会科の歴史を学ぶと、日本にはいろいろな仏教の「宗派」があることがわかります。

浄土宗、浄土真宗、日蓮宗、時宗、曹洞宗・・・・・等々、実に様々です。

同じ一人の人間が見いだした真理(悟り)は一つのはずなのに、なぜこれほどの違いが生まれたのか?

おシャカさまのたどり着いた悟りとは、この世を生きる人間の悩みや苦しみを取り除く方法のことですが、人によって悩みや苦しみの種類は様々です。

そこで、おシャカさまは一人ひとりに向き合い、その人に合った言葉やたとえ話を交えて、わかりやすく自分の教えを説いていったのですね。

時には全く話を聴こうともしない人たちもいたようです。

「おれには悩みや苦しみなんてない。」と思い込んでいる人たち・・・。

そういう(本当は苦悩の中にある)人たちもなんとか救ってあげたいという一心で、あの手この手でおシャカさまは真理を伝えようとします。

そういったいろいろなおシャカさまの説法がインドから中国を経て日本に伝わり、今日の日本の様々な仏教宗派に受け継がれているわけです。

日本のバラエティーに富んだ宗派はおシャカさまのご苦労の産物だったのです。

 

ひるがえって、私たちの携わる教育業界を見てみますと、おシャカさまの置かれていた状況と似たようなことが繰り返されております。

こちらが何度説明しても理解してもらえない、勉強の大切さを説いてもわかってくれない、そもそもこちらの話を聴こうともしてくれない・・・。

しかし、ここで諦めてしまっては負け。

おシャカさまのご苦労に比べれば一兆分の一にも満たないかもしれませんが、何度も何度もわかってくれるまで、言葉を選び、ひねり出して伝えていく。

何とか子どもたちのために、勉強に心を向けさせたい。

そのように考え、日々の仕事に取り組んでいきます。