共通テストに向けて【物理<力学>】

共通テストの【物理】で高得点を取るために必要なこと。

月並みではありますが、一つひとつの物理量の正確な理解とそれに基づいた理論理解です。

私たちが主に力学の問題で提示されるような現象に『似た』現象に囲まれて生活していることによるある種の“思い込み”により、力学は難しく感じられたり、できたという実感とかけ離れた結果を得ることが頻繁に起こる。私はそのように考えています。

「こうなりそう」といった無意識に描いたイメージに思考が左右されてしまう。

中空に投げ出された物体の軌跡を複数の視点から答えさせる問題や、複数の物体が相互に運動する問題が代表的ですね。

ある意味「こうなりそう」の温床です。

そこを学問的に分析できるかを問われるのが、共通テストの大きな特徴の一つです。

そういった意味では、物理は“客観視”をトレーニングするという側面を持っています。

有効なトレーニングを積み上げることができれば、比較的得点力アップに時間がかからないというのも物理の特徴だと思っています。

いまこの瞬間から、そういった勉強を意識しましょう。理論(理屈)を理解する。それに基づいて分析する癖をつける。

勉強するとき、いつも傍らに置いておくべきなのは「教科書」ですよ。良書と呼ばれる理論書を一緒に持っておくとなおよいでしょう。

牛嶋