海の色はなぜ違うのか?

海や空、時間帯や天候などによって色が違って見えるものに疑問を持つ方は多いようですね。私はそれをとても良いことだと思います。身の回りの自然現象に対して疑問を抱き、原因を考える。サイエンスの基本です。

根本的な部分から少しお話をしてみようと思います。

私たちにとって「見える」ということは、至極簡単に言えば、自ら光を放つものを除いて、物体の表面で反射した光を視細胞が受け取り、それが脳で“画像”に変換されるということです。

ちなみに、私たち人間が直接見ることができる(脳で画像化することができる)のは、大別して赤、橙、黄、緑、青、紫の光です。これらは波長(簡単に言えば波1個分<~←こんなイメージ>の長さ)が異なります。太陽光はこれらの光をすべて含みます。物体によって反射されやすい波長をもつ光(結局は色)が異なるため、私たちは物体それぞれが有する色というものの違いを認識することができるのです。

海の色が異なって見えるのには様々な要素が絡んでいますが、結局はどの色の光が反射されやすい状態になっているか、それが異なるということです。

高校まででは厳密に扱うことがない要素が含まれますが、物理を勉強していくと、上記のようなことがある意味では普通に感じられるようになります。

サイエンスを学ぶということは、世界を見る目、あるいは世界そのものの感じ方を変えるということでもあります。

そもそも、物体や現象に限らず、文章や絵画、音楽など、同じものを見たり聞いたりしても、感じ方は人それぞれですよね。

そこに科学というエッセンスが加わるということは、ポジティブなことだと思います。

何のために学ぶのか?というのは究極的な問いでもありますが、受験(受検)のためだけではなく、上記のようなことも含んでいると考えると、少し違った意味合い(動機)をもつことができるのではないでしょうか。

 

ライズ1-ONE- 南大分校:牛嶋