2020年「高大接続改革」の進捗⑥

さて,6回目は「結果の表示」についてです,

これは当初から言われていたとおり
点数の輪切りではなく「段階別で表す」となっています。

すでの述べた英語の検定がCEFR,つまり6段階ですから,これとほぼ同じ区切りになるのではないでしょうか?
記述試験についても「3~5段階程度」で表示する,となっています。
・・・この具体的段階の「数」が出された,ということが今回の改革の進捗状況で明らかにされた一つです。

ですので,ここからは推測ですが,これからの入試では,
〇〇大学の▼▼学部を受験するには,英語スコア◎◎以上,数学◆◆以上・・・というような,共通テストの最低レベルが示され(または示されないまま足きり?),その上で2次試験を受検する,ということになるのではないでしょうか?

なお,同じ項目に国語の古典についての記述がありました。

現行のセンター試験の国語における古典の取扱いとして、「近代以降の文章」「古文」「漢文」の3分野を別々に成績提供しているが、以下の点を踏まえ、今後、「国語」として一括して成績提供することを検討する。
① 平成25年度からの高等学校学習指導要領では、古典を含む国語総合が、すべての高校生が共通に履修する「共通必履修科目」として設定されていること。
② 試験時間の不平等を解消する必要があること。
※古典を課さない大学の受検者の場合、「国語」の試験時間内で、大問4問中2問のみを解答すれば良いことになる。
③ 古文や漢文と現代文の融合問題等の作題の工夫が可能となること。

と書かれています。よって,これからの共通テストでは,現代文・古文・漢文という分け方はなくなり「国語」で統一され,融合問題も出される,ということです。

これは,実は高校入試ではすでに出題されていて,
見かけは現代文の中に古文や漢文の問題が入り込んでいる(またはその逆),という問題は存在しています。
これは,記述式の時にも出ましたが,教科・科目数を統合し,融合問題を出していく,という流れの延長線上にあると言えます。

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