2020年「高大接続改革」の進捗⑤

第5回目は,「マークシート方式」について見ていきます。

「マーク式は残るんでしょ」。。。その通りなのですが,今のままではダメ,マーク式も変えますよ,という案が出ています。

思考力・判断力・表現力を一層重視した作問への見直し
次期学習指導要領の方向性を踏まえ、各教科・科目の特質に応じ、より思考力・判断力・表現力を重視した作問となるよう見直しを図る。

となっています。具体的には,
・出題者が問題文で示した流れに沿って解答するだけでなく、問題解決のプロセスを自ら選択しながら解答する部分が含まれるようにする
・複数のテキストや資料を提示し、必要な情報を組み合わせ思考・判断させる
・分野の異なる複数の文章の深い内容を比較検討させる
・学んだ内容を日常生活と結びつけて考えさせる
・他の教科・科目や社会との関わりを意識した内容を取り入れる
・正解が一つに限られない問題とする
・選択式でありながら複数の段階にわたる判断を要する問題とする
・正解を選択肢の中から選ばせるのではなく必要な数値や記号等をマークさせる

いろいろ出ていますが,特筆すべきは
(1)正解が一つではない問題
(2)選択肢から選ぶのではなく必要な数値や記号等をマークさせる

要は「カンでも当たるかもしれないマーク式」がなくなる,ということです。
例えばとして,答えが複数あり,その個数が書かれていない,という問題が出て,しかも正解数が,2~3個ではなく,7個,8個・・となるなどの例が出されています。

マーク式も大きく変わります。運の良さは一切通じなくなる,ということです。
しっかりとした学力を付ける,これ以外に対処法はありません。今回の入試改革が英語や記述式などに注目が集まっていますが,実は「思考力・表現力・判断力」を求める「確かな学力」の方が実は大変なのです。学力は今以上に問われる入試改革なのです。

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