2020年問題(3)

さて,3回目~4回目で,センター試験の後継試験に当たる「大学入学希望者学力評価テスト(以下,評価テスト)と,
センター試験との違いについて書いてみます。センター試験は,毎年1月の第3土曜・日曜日に固定され,年に1回しか受験できません。
ですから,インフルエンザに罹ってしまって大変な目に遭う,というようなことも起こります。しかし,この新しい「評価テスト」は年に複数回実施されることが検討されています。
ただし,具体的な回数や実施時期はまだ明らかにされてはいません。
これが実現すると,上記のような悲劇は避けられる可能性はあります。
ただ,問題は,例えば実施が夏と冬だけの2回程度なら,上記の不安は完全には払拭できませんね。
冬より夏の方が得点が良いとは考えにくいですし(問題レベルが同じならば,ですが),
部活をやっている生徒さんが本格的に受験体制に入れるのは夏ですし。

余談ですが,部活の終了が早まる,という可能性はありますね。私立高校のように2年生で部活を引退する,
というような時代も来るかもしれません。

さて,もう一つ評価テストにはトピックがあります。
現在行われているセンター試験はマークセンス方式,個別試験は筆記が主ですが,
新テストは「CBT方式」と呼ばれる形態を前提として検討する,となっています。
CBT方式とは,コンピュータ端末を利用した受験方式です。
つまり,解答をコンピュータで入力する,ということです。
もしかすると,問題用紙もなくなってコンピュータで問題を出題し,コンピュータ端末で解答する,ということかもしれません。

ちなみに,もう一つの新テスト「高等学校式学力テスト」もCBT方式で,となっています。

受験が大きく様変わりします。その象徴的なトピックといえますね。

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