2020年問題(4)

4回目~教科が消える?~

現在の多くのテストはほぼ「国語,数学,英語・・」といった「教科名」がついています。
高校になると,同じ数学でも「数学ⅠA」「数学ⅡB」,理科も理科とは言わず「生物」「化学」「物理基礎・」・・・などと分かれはしますが,教科名が冠に付き,それに関する出題がされます。
これが私たちには「当たり前」です。

しかし,現在でも,公立中高一貫校の入試問題に代表される,「融合型」と言えば良いのでしょうか,
教科の枠組みを超えた出題方法があります(適性検査)。
ただ,やはり,そうは言っても,問題を見れば,ある程度教科に分かれています。
例えば,大分の豊府中学校の入試問題でも,適性検査Ⅰは,大問1が「国語」,大問2が「社会」というふうに
文系としてまとめられています。

それが,この入試改革で始まる「大学入学希望者学力評価テスト(以下,評価テスト)」は,
教科型の問題に加えて
合教科・科目型,総合型
と呼ばれる問題を出題する,となっています。
しかも,将来は「合教科・科目型,総合型」のみにします,となっています。

「合教科・科目型,総合型」とは何か?

上記の公立中高一貫校の入試問題より一歩進めて,さらに教科間の垣根がとられ,
理系の問題に文系が入ってくる,というような問題のようです。
(詳細は,後々お伝えします)

簡単な例で言うと,
「始まりは理科の問題のようだが,途中に英文が入り,言語の問題が混じって出てくる。
さらに,社会の問題へ移っていく」などのようです。
これ以外にも,問題解決型として,総合学習の内容が入ってきたり・・・と。

まさに総合力が必要になってきます。
これがこれからの日本の教育が目指す方向性だと言えます。
(続く)

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