H30大分県公立高校入試[英語第4問]

【4】問題の形式は去年とほとんど変わっていませんが、思考力が問われる問題が多く出題されており難易度が上がっているという印象を受けました。

(1)  eight million
一見簡単な問題のように見えますが、グラフの縦軸の目盛りが千人から始まっているのがポイントです。そのため、旅行者数は8,000人ではなく8,000,000人であることが分かるのでeight millionが正解となります。グラフをしっかり見ておかなければ間違った選択肢を選んでしまいかねない問題でした。

(2)  2016

(1)同様、英文とグラフを元にして適当なものを選ぶ問題です。millionが100万という単位だということを分かっていれば、答えやすい問題だったと思います。

(3)エ③買い物をすること-④美しい場所を訪問すること-⑤日本の文化を学ぶこと
表と英文を元にして、空欄に入る内容の組み合わせで正しいものを答える問題です。英文を順に読み進め、グラフに当てはめていけば答えやすい問題だったと思います。

(4)(解答例)begins with “H”
【4】の中で一番難易度の高い問題でした。昨年までも同じような形式の問題が出ていましたが、大きく異なる点は文章中に引用できるような表現がないことです。まず、答えの書き出しが[Because the word “hospital”]と指定されているので、それに続く表現を考えなければなりません。その際に、Paulの国と日本では使われているmap symbolsが異なること、それによって頭文字のHをhospitalのHと勘違いしてしまったということを踏まえて自分で答えを考えていく必要がありました。思考力を問われる難問だったと思います。

(5)(解答例)is sleeping in bed
絵には【電灯のそばで人が寝ている光景】が描かれているので、書き出しのa person(人)を主語として現在進行形の文を続けていけば難なく解ける問題でした。

(6)ウ We can learn foreign languages to enjoy travelling around the world.(私たちは世界中を楽しんで旅することで外国の言葉を学ぶことができる)
下線部⑧の具体的な方法(訪日外国人旅行者がトラブルなく日本での旅行を楽しんでもらえるように何ができるか考えること)として適切でないものを選ぶ問題でした。ウの選択肢を訳すことができれば迷う事なく解ける問題でした。